まるで迷宮!歴史の宿金具屋を探検する 渋温泉

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温泉好きの方なら見たことがあるはずのこちらの写真

千と千尋の神隠しのモデルのひとつと言われる長野県山ノ内町の渋温泉にある旅館金具屋です。

日が暮れてライトアップされると宿泊者でなくても写真撮影する人が集まります。
SNSに大量にアップされているので有名です。
レビューもたくさん出ているのですが、実際に利用した私目線のレポートです。
何回も行けないと思いますし内湯も外湯もたくさんあって滞在中は意外と忙しかったので、参考になったらいいなと思います🙂

歴史の宿金具屋

渋温泉の中の道路は狭いので駐車場は離れた所にあります。注意です。15時以降は駐車場から旅館までワゴン車で送迎があります。
長野電鉄の湯田中駅からの送迎もあります。

昔ながらの帳場でチェックイン

部屋は文化財の部屋長生閣

金具屋は全体に昭和初期の趣きがあるのですが、その中でも大広間と斎月楼という本館にあたる建物が登録有形文化財に指定されていて、斎月楼にある9室のうちのひとつに宿泊することができました。
客室は全部で29室あるそうですがすべて違う造りになっているそうです。

201長生閣

部屋は一軒の家、廊下は外の道。というコンセプトなので軒や窓もあり、戸を開けると広い玄関です。

充分に広い部屋でした。ちょうど外からの撮影スポットにあたる位置でうかつに窓に近寄れず😅

見ないからいいけどテレビはありえない所にありました😂

金具屋文化財めぐりに参加しよう

毎日5時半から宿のご主人による金具屋文化財巡りという建物の紹介ツアーが開催されるので(無料)、チェックインの際に申し込んでおきましょう。35分ほどでおもしろいです。

最上階の大広間「飛天の間」集合

昭和11年からそのままという大きな舞台のある130畳の大広間からスタート。階段を降りながらのツアーです。

ご主人の語りも聞きやすくて良かったです。参加者多数でした。

この他に源泉見学ツアーが朝8時半から50分程度で開催されています。これには参加しなかったんですが、朝風呂に入っているときに外で説明している声が聞こえてきました。足元の悪い所を歩いているようでした。

制覇したいお風呂は8か所

金具屋旅館の浴場は露天風呂が男女ひとつずつと内湯が7か所で、内湯のふたつは男女入れ替え制です。
渋温泉には外湯もあるし温泉好きには天国ですが、一泊二日では忙しすぎる😂

とりあえず旅館のお風呂は制した私です。

浪漫風呂  ステンドグラスがかわいい丸い浴槽で噴水型

鎌倉風呂  ひょうたん型の浴槽。鎌倉風呂と浪漫風呂は夜中の12時に男女入れ替え。

露天風呂 男女別。猿に注意とのこと。

ここからは貸切風呂です。予約制ではなく、空いていたら入って中から鍵をかけます。
時間帯によって混みあうこともあるけれど、空いているところがあったら入って使用中だったら後でまたという感じで、結局全部入れました😉

美妙の湯 ここは 部屋から近かった。

建物の造りが複雑なのでチェックインのときにもらった館内図を持って歩きました。

恵和の湯  浅間石のお風呂

子安の湯  ここは寝湯もありましたが自分でお湯を入れて入る感じ。

斎月の湯  木の船が浴槽になっていた。広めです。

岩窟の湯  天井まで石

どれも風情あふれる良い風呂ですが、シャンプーしたりするのはとても不便です。

これは子安の湯のシャワーです。
ここがいちばん使いやすそうでした。もちろんひとつだけ。

行ってみて先客がいたら次の風呂に行ってみて、空いているところに入りながら2.3週すれば全部入れそうでした。

食事(量!)

食事に関して良くない評価もちらつく金具屋さんですが、私としてはとても満足でした😀

予約のときにしゃぶしゃぶの付いているタイプを選んだのですが完全に余分で、最後のご飯と汁とデザートはギブアップした上にかなり残してしまいました。(私は小食じゃないです)

岩魚の塩焼きも香ばしくおいしい料理でした。

信州牛もうまかった😋野菜まで手が付きませんでした😂

志賀高原ビールはぜひ飲んで。

これは朝御飯。とろろご飯は名物とのことです。

信州の山里の料理です。美味しくいただきました。

渋温泉の楽しみ方

外湯スタンプラリーに挑戦!または浴衣で散歩

渋温泉には9か所の外湯があって宿泊客にはチェックインのときに鍵が渡されます。
鍵は共通で入りたい外湯まで行ったら開けて入るのですが、貸切り風呂ではなく共同浴場なので先客がいても大丈夫です。
でも混み合っているようだったら周る順番を変えたりしたらいいと思います。

旅館にて販売している巡浴祈願てぬぐい(500円)を購入してコンプリートする気満々でしたが)、挫折してズルをしました😅

一番湯  初湯

二番湯  笹の湯

三番湯  綿の湯

四番湯  竹の湯

五番湯  松の湯

六番湯  目洗の湯

七番湯  七くりの湯

八番湯  神明滝の湯

九番湯(結願湯)  渋大湯

この大湯だけは宿泊者以外でも入れます。温泉組合と駐車場で販売されている入浴券は500円です。

渋のお湯はとっても熱いので誰かが入っていたりするとすんなり入れるけれど、誰もいないと水を入れて調節しないととてもじゃないけど入れません。これにけっこう時間がかかってしまいます。

各外湯の入り口に巡浴てぬぐいに押していくスタンプが設置されています。

4ヵ所入ることができましたが、あとはスタンプだけいただきました😥

そしててぬぐいの真ん中にある高薬師に参拝して最後のスタンプをいただき厄除け祈願となるそうです。
雨の中を高薬師に行く階段は長くてあきらめましたが、大湯の隣にある足湯の奥に分社された宮があってスタンプもありました😄良かった。


高薬師への階段。天気が良くて明るかったら大丈夫そうです。

外湯めぐりの全制覇は一泊二日だとけっこう気合いを入れて一日目に5ヵ所。二日目に4ヵ所とかで計画的に回らないと厳しいかな?という感想です。
でもそんなに頑張らなくても、温泉街を散歩しながら目についたところにぶらっと入る感じがいいかも。
温泉街は小さいけれど卓球場やお土産屋さん、スマートボールもありました。

温泉寺

温泉街のゆるい坂道を上の方に散歩していると突き当りにお寺があります。
その名も温泉寺
武田信玄由来のお寺だそうでせっかくなのでお参りします。御朱印は現在ないそうです。

境内に外湯の番外編として「信玄かま風呂」があるのに長いこと老朽化でお休み中です。復活させてほしい😯

世界平和観音でご利益に期待する

渋温泉と湯田中温泉は隣り合っていますが、その境目の辺りを山側に100メートルほど上ると高さ25メートルもある世界平和聖観世音菩薩があります。

金属製の観音立像では東洋一とか。

拝観料は200円で御朱印もいただくことができます。

ぜひ中に入ってみてください。ボランティアの方から親切に案内説明があり、本堂(大悲殿)に参拝した後に観音様の台座の中に入ることができます。
丸い台座の中ぐるっと観音様がならんでいて迫力です。近畿と岐阜に点在する観音信仰の霊場西国三十三番札所の写し本尊だそうです。


すべてに手を合わせてから境内にある鐘(100円)をつくとなんだかいいことがありそうです😁

地獄谷野猿公苑スノーモンキーパーク

湯田中.渋温泉郷に沿って流れる川は「横湯川」ですが、さかのぼるように川沿いの道路を行くともうひとつ、上林温泉があり、これも歴史ある温泉なんですがここには有名な地獄谷野猿公苑があります。

駐車場に車を置いてから山道を歩くので靴に注意です。

橋を渡ると間欠泉があってもうここから猿🐵がいます。

一般の入園料は800円でした。

スノーモンキーで有名ですが小さい子ザルが見られるのは夏から秋にかけてと説明が聞こえました。成長するから?

子どもどうしでじゃれあっているのはホントかわいい🥰

渋温泉の周辺は温泉も観光スポットもたくさんあるし、金具屋さん以外にも泊まってみたい歴史あるおもしろそうな旅館もいくつもあります。今度は雪の季節がいいかな。また行きます😊

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