長野県の上田市の郊外にある別所温泉に行ってきました。
コンパクトに見どころがあって良い旅になりました。
紅葉にはまだ早かったけどマツタケにはギリ滑り込んだ9月初旬です。
神社仏閣などいくつか回り、有形文化財の人気旅館花屋に宿泊してきましたのでこれから行かれる方の参考になればと思います。
花屋旅館に行く前に
大正6年(1917)年の創業で100年を超える歴史がある建物は宮大工さんの手によるもので、細かい所まで意匠が凝っているのが見どころです。
今現在は38の客室があるそうですが、順次1室を広くしたりして改装して行く方向のようです。
有形文化財となるとやたらな改装もできないですね🤔
そして客室は同じ造りの部屋はなくてすべて違うそうです。
予約時の注意
私の例です。
初めての花屋さんなのでよくわかっていませんでした。それに歴史を感じる重厚な旅館に滞在するのが目的だったので古さは全く気にしていませんでした。
なので部屋はスタンダードな本館のお部屋にしました。部屋付きのお風呂も大浴場や露天風呂の方がいいからいらないし。
そのかわり食事を松茸料理のコースにグレードアップしました。
奥まった部屋で調度品もレトロでいい感じ、冷たいお水の用意もあって満足です。
でもちょっとした不満が少し。(そこは自分も無理という人がいるかもしれないので参考に)
✔洋服掛けの扉の取っての回りが破けてボロボロ
✔建具のシミ
✔窓を開けてもダメな匂い(ずっと締め切っていた古い部屋の匂い?)
掃除は行き届いているのに上記のせいできれいには感じなくなる。
宿泊客は6組ほどだったので変えてもらえばもっと快適に過ごせたのにと後悔することに😯
だからお部屋の紹介を私目線でします。
公式や予約サイトだとわかりずらいです。
こちらが今回のお部屋
レトロかわいいですよね。あーせめて匂いだけでも😫
①本館和室のお部屋 いちばんスタンダードなお部屋で入り口すぐに小部屋があり、次にお布団をしいて寝室にもなる居室があり、広縁にはイスとテーブルがあります。
少しずつ広さや位置が違ったり障子や違い棚の意匠が違っても施設内容は同じと思います。
部屋はどうでもリーズナブルにと考えれば良いと思いますが私の例もご参考にどうぞ。
匂いの件は部屋によると思う🤔
ちなみに旅館のパンフレットに載っているのは32.23.21.15.1番。この辺がおススメではないかと🤔
1番は花屋で最初に建造された部屋。
②温泉付き離れのお部屋 離れとありますが離れではなく客室の中に点在しています。
温泉付きの部屋は10室あるそうですが、中でも81番の部屋は別格なのでもうひとつランクがあがります。(部屋もお風呂も広いかと)
部屋ごとに趣が違うので、これはブッキングのご縁かと😁
③特別室 72.73.23番の部屋です。露天風呂がついていて食事室があるのが特徴です。
部屋付きのダイニングルームで夕食がとれます。
中でも23番は寝室があり、旅館唯一のベッドルームです。次回があれば23番一択と心に誓いました😂
ただ食事をするダイニングレストランも素敵な空間なので部屋食が最高とは限りません。
④貴賓室 桜御殿と名づけられています。一室のみ。
上田城近くにあった武家屋敷を移築したもので露天風呂つき。めちゃ広いけど定員は4人だそうです。
立派な床柱や奥にある秘密の部屋など貴重な歴史的建造物ですが、宿として居心地がいいかは別のことかなー🙄
⑤21番 この部屋は15畳と10畳の2間で広々としていますがお風呂はついていません。この部屋が特別なのは遊郭にあった絵天井が移築されているから。
予約するときは部屋番号で予約するのがいちばんいいかと思うんですが、スタンダードな本館和室でも旅館に希望を伝えたり、どんな部屋か問い合わせたりした方がいいかなと😀
ネットで予約して部屋はお任せであったとしても、妥協せずに最高の滞在を😆
花屋旅館をご案内
花屋旅館の中を写真と共にご案内します😊
チェックイン
お昼頃着いたので車を置かせていただきました。
ラウンジでチェックイン。クラシックなセピア色がたまらない
いちばんの特徴である渡り廊下。フォトジェニックで通るたびシャッターを切りたくなる。
複雑に入り組んで短い階段がそこかしこにあり迷路のよう
3か所の温泉
別所温泉の湯量の豊富なことに感動しました。
付近を散策中に見つけたんですが、扉のない物置小屋みたいな建物の中に蛇口がいくつも付いている施設があって、地域の人が自由に洗いものとかしたりできるそうです。それが13か所もあるそう😲
外湯も3か所あるし泉質もとっても良かった😄
露天風呂の入り口
石造りの露天風呂は滑るから気をつけて
露天風呂にあった内線電話をパチリ。電話はすべて黒電話でした
こちらは若草風呂。浴槽の中の天然石が若草色です
大理石風呂の入り口に大理石の洗面台
豊富な湯量のかけ流しなので気持ちがいい。ほのかな硫黄の匂いが温泉の満足感を満たします。
大理石の湯と若草の湯は1日ごとの男女入れ替え制です。夜と朝で両方入れます。
食堂で松茸コース
花屋旅館にはダイニングルームが2か所ありますが、メインは食堂とよばれています。梁を見せる造りで白い壁に映えて感じいいです😆
料理はとてもおいしく感じの良いサービスでした。
朝食も同じ場所でいただきました。
館内ツアーに参加
花屋旅館には館内の案内ツアーが企画されています。
宿泊した以外のタイプのお部屋も見学できたり、説明が聞けたりするので興味深いです。
11時のチェックアウト後から開始なので時間に余裕がある方はぜひ😉
ひとり1000円です。事前に予約してもチェックイン時にお願いしてもいいみたいです。
見られるお部屋は前日の宿泊状況によるかもです。
21番の天井絵
貴賓室「桜御殿」は旧上田藩の武家屋敷を移築した部屋。式台を踏んで上がると玄関にも床の間が。
広々しています
床柱がすごいですが天然だそうです
72番の食事室
部屋つきの露天風呂
彫刻を施した柱や障子など見どころはたくさん
もうひとつのダイニング会場。折り上げ天井という技だそう
最後にはラウンジでおいしいコーヒーをいただけます。他のお部屋のぞけるのおもしろいです。ぜひ!
コメント